原因はQS4じゃねーかしら?
ってことでヨシムラさんのメカニックサポートに電話した。
電話で症状を説明するのも面倒なので、Youtubeの動画を見てもらった結果
テクニカルサポートのアドバイスは概ねこんな感じ。
・QS4は電圧が足りないor安定していないと、こんな感じの誤作動を起こす。
・一度上がったような弱ったバッテリーだとこの症状が出る。
・シフタースイッチが故障すると、誤作動ではなく反応自体がなくなる。
つまりQS4の誤作動は結果であって、原因は電圧異常ではないかと。
以前、隼で症状が出てヨシムラで対応した時は、ジェネレーター配線のコネクターがオイルを吸って、接触不良を起こしていたと言ってたかな。
その時は回転全域で点火カットが発生してたみたい。
ということで、電気系統をチェックワンツー。
1.ジェネレーター周り
2.レギュレーターレクチファイア
3.電圧
1.ジェネレーター周り
ジェネレーター側のコネクターは少しオイル汚れあり、ただし接触不良を起こすようなひどい状態ではない。毛細血管現象で配線がオイルを吸い上げて、溜まった汚れが抵抗になり発熱、コネクターが溶けるトラブルも良く聞くので、ジェネレーターのコネクターは定期的に清掃した方が良いポイントですね。
軽く掃除して、ステーターコイルの抵抗値をチェック。
抵抗値は3相間全て0.3Ω、グランドもリークしておらず、コイルには異常なし。(規定値は0.2-0.9Ω、グランドは∞Ω)
コイルのダメージは出費がデカイので少し安心。
ステーターコイル
抵抗値で問題ないことは確認したものの、念のため開腹して見た目も確認。
取り外して裏側までチェックしたけど、気になる汚れや焼けの兆候もなく綺麗。
レギュレーターレクチファイア
レギュレーターのダイオードテスト。
全パターン規定値内で問題なし。
ヒューズ
全て異常なし。
電圧
症状が起きた時の電圧変化をモニターするために、電圧計を取り付ける事にした。
デイトナのAQUAPROVA
小型防水で、イグニッション連動、待機時の消費電力は0mA、誤差も少なく、値段も手頃。
評価は非常に高くアマゾンでベストセラー1位の商品。
キーオン電圧13.2Vの表示、テスターで計測したバッテリー電圧と同じ数値なので、誤差は問題なし。
こんな目立つところに取り付けるのは本意ではないけど、GoProに写すためなので仕方なし。
家の前でエンジンかけて回転を上げるのは憚れるので、面倒だけど少し移動。
路上でタンクを上げるw
まずはジェネレーターの発電電圧をチェック。
86V(5000rpm)近辺で問題なし。(規定値は65V以上)
キーオンでのバッテリー電圧は13.2V、アイドリングでしばらくして14.2Vに落ち着く。
規定値は5000rpm(ハイビーム)で14.0V-15.5V、撮ったタイミングが4500rpmで13.8V。
5000rpmで14.0V超えてたと思うけど、ハイビームにするのを忘れてたので、明日、走行時の電圧変化と合わせてもう一度チェックしてみよう。
スタンドスイッチの接触不良の場合は、メーターに”CHEC”が出るので、今回は問題ないとは思うけど、
いい機会なので、サイドスタンドスイッチをキャンセル。(KITACOのサイドスタンドスイッチキャンセラー Type-C)
ここまで異常なしで謎は深まるばかり…
まぁ簡単に見つかるレベルの異常なら症状頻発してるよな。
つづく