Parrot Bebop Drone

Parrotの新型機 Bebop、FLITE TESTによるレビューがアップされてたので、つまみ食いエントリ。
てか、久しぶりにParrotのHP見たら、いつのまにかsenseFlyがParrot傘下になってた…

さて、RTFなマルチコプターのパイオニアParrotの新型機 Bebop Drone。
色々と売りはあるけど、Oculus Riftで3D & ヘッドトラッキングが新しい！とか言われても、RC界隈じゃ3Dもヘッドトラッキングもとっくに実用されてることで新しさは全くない。肝はそんな飛び道具なとこじゃなくて(空物だけど)、もっと根本的なパッケージング。

少し前に、3AXISジンバル・カメラまでパッケージされた鳥居型クアッドが空撮機としての一つの完成形、的な事を書いたけど、BeBopがまさしく。
デザインに関しては、これだよこれな方向性。

・250-300サイズの可搬性。
・クイックリリースのプロペラ
・Lumenier QAVに代表されるフローティングフレーム式のダンパー構造。
  　 (フローティング構造がいちばん理にかなってるんじゃないか？と思う今日この頃。)
・機体にインストールされた3AXISジンバル内蔵HDカメラ。
   　(チルト・パンのコントロールはパッド操作で直感的にグリグリ可能)
・ペラ映りの無いカメラレイアウト。
・380g-400gの超軽量(バッテリー抜き)

と、構成は満点に近い。
“機体にインストールされた3AXISジンバル内蔵HDカメラ”、これだけはParrotやDJIのように企業の体をなしているところでなければ、かなり実現が難しい。
そういう意味で、Parrotは進むべき方向へ進み、Phantomのプラットフォームに縛られ少し出遅れたのが、DJIのPhantom VISON+。

専用コントローラーとWiFiエクステンダーで電波到達距離は公称2km。2.4Ghなので回折も期待できる。
このコントローラー、結構好き！ただ、指先でスティックをつまむスタイルにはちょっと保持しにくい？

飛行時間は12分(充分です)、RTHやWay Pointの設定、AR.Drone譲りの高度維持は当たり前。

こうなると、がぜん気になるのが撮れる画。
カメラ内蔵になると、どうしてもプライオリティはそこに成らざるを得ないわけで、どんなにデザインが良くてもアウトプットがダメなら”ナシ”！、って偉そうに言っちゃうけど、内蔵カメラのデキが悪いと、絶対に空撮に使えないのが目に見えてる。
とくに、GoProを使ってるとそこに対するハードルはどうしても高くなる。

で、Youtubeのデモを見る限り、画質やスタビライズ性能はまだおもちゃの域を出てないといった雰囲気。FPVは映像の遅延が結構あるっぽい。
発売までにどこまでブラッシュアップできるかどうか、いや、ブラッシュアップして欲しい。
これで画が良ければ、DISCO PROリプレイスの可能性もなきにしも…
予定は今年の4th-Quater、ちなみにお値段は10万超えとのこと。

さ、DJI、Phantomのプラットフォームを捨ててはよ！！