さて、Inspire 1もヒジョーに気になりますが、発売後に再チェックするとして。
秋の大ネタ(でもない)、FPV LRフリからの…これ!
Auto Antenna Tracker!
音声送信を利用して…うまいこと考える人もいるもんだなぁと。
初めてアンテナトラッカーなるものを知った時は、感心してフムフムしたよね。
Skylarkに直接注文から数日、想像より大きな箱で到着。直ぐ送るよって言ったっきり、音沙汰なく届いた。
iPhone6はなんとなく比較用。
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FPVに使っている5.8GHzは、その電波直進性が故に、指向性のあるアンテナを使って受信する場合は、アンテナが機体を捉えている必要がある。
手元では少しの角度のズレでも、距離が離れればどんどんズレ幅も広がるので、飛ばせば飛ばすほどアンテナの向きがシビアになってくる。
映像が乱れるたびに、自分でちょっとアンテナ動かしたり、雲台ズラしたり…操縦に集中させい!と常々ストレスなわけです。
そんな悩みを解決してくれる、電動雲台のようなハードがアンテナトラッカーというやつ。
常にベストな電波状態をキープするために、自動で機体を追いかけてくれる。
電波受信して、追いかけて、また電波受信して追いかけて…鬼ごっこというか、合わせ鏡というか、とにかく電波が減衰して届かなくなるまでは律儀に追いかけてくれるので、無駄なく電波を使い切れる、そんな勝手なイメージ。
ずっと欲しいハードだったけど、それなりに良いお値段するし、システムも大きくなる。
さらにNAZAを使ってると、OSD、GPS含めたシステム構成の再考もいるかなぁ、という所で一歩踏みとどまってたわけ。
そんなこんなしてるうちに、Light Bridgeが出てきて、1.5km〜余裕だよーとか聞いちゃうと、さっさとそっち行った方が合理的じゃん、というのはわかりつつも、まだ1.2と5.8で遊べるよ的やせ我慢の末。(ま、この次のステップはシステム総取っ替えだろう)
SkylarkのAATに至るまでにもプチ曲折あって…
最初はImmersionのEZAntenna Tracker V2のアップデートされた見た目に惹かれた勢いで、TinyTelemetry(機体側のユニット)とあわせてポチっとしちゃった。
TinyTelemetryの値引きが大きくて、合わせて$200以下だったことも、勢い付いた大きな要因。
サーボ雲台は懐かしのこのリグ利用して、自分でお安く組むとして….とか、妄想始めたところでやっと気付いた。
Antenna Tracker V2はImmersionの独自規格“GS LINK”でImmersionの受信機と繋がる仕様。
ン〜、既に1度手放したImmersionの受信機をまた購入する必要がある。(周波数自体は開局してあるので問題無し)
いやいや、それは無いということで、Immersionは急いでキャンセル…
キャンセルしたとはいえ、一度火が点いた焼けぼっくいが止まれるはずも無く、今手元にはコレがあるというオチ。
Skylark Auto Antenna Tracker Ⅳ
イメージよりも筐体は大きく、かなりシッカリした作りで、でかいパネルアンテナや、コンデジ付けて機体を追尾撮影しても良さげな雰囲気(サーボのトルクが如何程かは知らんが余裕でしょ)
アンテナトラッカーの仕組み自体は簡単で、GPS座標をオーディオデータに変換したものを搬送し、地上側のユニットで受信したそのオーディオデータを元に雲台をコントロールし、機体を追尾するというもの。
肝となる、座標データ→オーディオデータの変換プロトコルが各メーカーで異る為、空側&地上側ユニットは同一メーカーで揃える必要がある。
Immersion含め、各メーカーが汎用性を持たせず、囲い込もうとする意図がモロ見えなシステム構成の中、SkyLarkが良心的なのは、他社OSDと共存するための汎用コンバーターモジュールを安く用意してるところだったりする。
そのコンバーターモジュール、たった2g!モニターの上の基板がそれ。実は機体側に仕込むパーツはコレだけ。
対して地上側はなかなか大変なことになりそうな…
次回、仕込み編。